入手可能なパーツの一覧リストを作りました

近年イタリアではスペアパーツのリプロ(再生産)が進み、パーツの入手に関しては何ら心配のいらない時代になってきました。

ちょっと前までは考えられないような細かいパーツも供給されており、DUCATIシングル好きにはホントありがたい話です。

詳しくは下記リンク先ページを見てください。(360アイテム以上あるのでリストをPDF化してあります。)

DUCATI Singles ストック及び入手可能パーツについてはこちらから



お役に立てていただけると嬉しいです。

ご覧いただきありがとうございます。
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# by ducati450 | 2016-11-29 17:59 | スペアパーツ

なんでこんなところが折れるんだ~~(涙) シフターのボールスプリング

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DUCATIシングルの場合、シフターカバー内のリターンスプリングがへたってきたり、運悪く折れたりするとシフトチェンジができなくなります。

現在お預かり整備中のハイカム・ハイスロ・ハイコンプの450desmo元レーサーですが、オーナーさんにお会いした時、「このマシンは4速ですか?」と聞かれたので、「ワイドケースのシングルは全て5速です。」とお答えしておきました。

きっとリターンスプリングが弱ったか折れたか?、新しいスプリングに交換すればいいだろうと考えておりました。一度開けて内部をチェックしましたが、別段異常は見つかりません。念のため、リターンスプリングを交換しておけばいいだろうと考えてました。

ところが、リターンスプリングを新しいものに交換しても一向に改善しません。「ガッコン・テスト」をしてもシフトドラム側が回らないのです。(涙)

あれっ、おかしいな~?と思いながら再度分解することに、、、、。

わかりました。犯人はコイツでした。(笑)

詳しい続きは下記よりご覧ください。
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http://www.ducati-singles.com
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# by ducati450 | 2016-11-25 11:14 | エンジン組み立て

VHBキャブの最後の「D」ってなんだ? 超簡単イタリア語講座付

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60年代後半から70年代のイタリア車の多くに使われていたデロルトのVHBキャブですが、最後の「D」とか「S」ってなんだかご存じですか?

今回は超簡単イタリア語講座が付いてます。

詳しい続きはこちらから、
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# by ducati450 | 2016-07-15 06:25 | エンジン組み立て

【バッテリー点火用ガバナー(AA359)新品未使用の販売のお知らせ】≫販売修了いたしました

【おかげさまで全数販売修了いたしました。ありがとうございます。】

去年後半から点火系に泣かされておりました(勉強させていただきました>笑)が、やっと新品未使用のバッテリー点火用ガバナー(AA359)が入荷しました。

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今回は限定5個のみで、今後入手可能かどうかはわかりません。

もしCDIが不調とか、フラマグ用が付いてるので進角が足らないとかいうのであればぜひこの機会に!

特典としては、

1.販売価格36,000円(税込)

2.2個以上ご注文で送料無料(1個の場合は510円)

3.スペシャルプレゼントとして、不耕起栽培によって作られた幻のお米「いのちの壱」450gを一緒にお送りします。ぜひご賞味ください。

なお、支払いはPayPalによるカード払いも可能です。

これを逃すと次は無いんじゃないかと思います。

必要な方、ストックしておきたい方は今すぐ!下記のネットショップからどうぞ!
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こちらからどうぞ!
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# by ducati450 | 2015-12-30 12:20 | 電装系

クラッチ調整はプレッシャープレートのアジャストスクリューがキモか?

いきなりですが、答えを書きます。(笑)

エンジン左側の楕円形のインスペクションカバーをはずすとクラッチのプレッシャープレートのアジャスタースクリューが見えますが、これのロックナットをゆるめてから、クラッチレバーをニギニギしながらアジャスタースクリューを廻していくとクラッチが軽くなるポイントがあります。

そこでロックナットを締めて、インスペクションカバーを留めればできあがり!

簡単でしょ?(笑)

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調整作業の動画も撮りました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
調整作業の動画こちらから

どうぞ、ご覧ください。

また、なぜ、それでいいのか理由も考察したのですが、長くなるので今日はここまで。(笑)
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# by ducati450 | 2015-01-27 00:02 | エンジン組み立て

ガバナーと進角の関係のお話

先日のマフラー逆噴射事件の続きではないのですが(笑)バッテリー点火用のガバナーが手に入ったので3種類を比べてみました。

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左からACフラマグ点火用(進角18度)、真ん中がバッテリー点火用(進角28度)、右側がHDスプリント(アエルマッキ)のバッテリー点火用(進角36度)です。

上から見るとそんなに違いが無い感じですが、ポイントのヒールと当たるカムの山の形状が違っています。

特にACフラマグ用とバッテリー点火用ではかなり違っています。

配線図を見るとフラマグ点火はIGNコイルのポイント側に発電コイルからの配線が来てるんですね。

で、IGNコイルの反対側はアースに落とされています。

ポイントが閉じている間は発電機からのAC(交流電流)はIGNコイルの1次側を通らず(抵抗値があるため)閉じられたポイントを通ってアース側に流れて行きます。

そしてポイントが開いた瞬間にIGNコイルの1次側に電流が流れ、2次側に高電圧が発生してプラグの電極がスパークするわけです。

そのため、カム山の形状も閉じている時間の方が長い。(角度が大きい)


逆にバッテリー点火の場合は、IGNコイルの+側にバッテリーからの直流電圧がかかっていて、-側にポイントがつながれています。そのポイントが開いた瞬間に電磁誘導が起こって2次側に高電圧が発生し、プラグにスパークが起こる。

そのため、カム山の形状は開いている時間の方が長い。(角度が大きい)


という違いなんですね。もし違っていたらご指摘ください。

そのほかドウェルアングルとかも関係してると思いますが、詳しくわかってないので今回は省きます。


点火方式とカム山の関係はいいとして、どうしても解せないのが進角の角度です。

なぜ、ACフラマグは進角18度でバッテリー点火は進角28度なのか、これについてはどこにも説明がありません。

どなたかご存知でしょうか?


一緒に写っているHDスプリント用ガバナーはバッテリー点火用ですが、これは進角36度なんです。

これを450用に使えば、停止時0度に設定しても3000回転時に進角BTDC36度にできるので、そうすれば振動対策になるのではないかと考えました。

で、3つ並べたガバナーをひっくり返してみると、

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このようにタイミングシャフトのはまる切り欠きの部分が90度近く違っています。

これでは使えないのか?

と、一瞬クラクラしましたが、タイミングシャフトのギアの位置をずらせば何とかなるかもしれません。これは温かくなって走れるようになったら試してみます。


ちなみにACフラマグ点火は、125や160などのスモールシングル、200エリート、ダイアナMk3やSCRなどのナローケースモデルで、フライホイールが真ちゅう製の小さいタイプです。

バッテリー点火は、ナローケースのMach1やMonza、350Sebringと初期のワイドケースモデルになります。(イエローデスモや青メタMk3はCDI点火、シルバーショットガンは現車を確認してないので不明)

ワイドケースでもモトクロッサーの450RTは真ちゅう製の小さいフライホイールを使ったACフラマグ点火になってます。(公道用モデルはバッテリー点火みたいですが)

今回はガバナーと点火方式について書いてみました。


次回こそクラッチを軽くする調整方法を書きたいと思います。(笑)

ご参考にしていただければ幸いです。
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# by ducati450 | 2015-01-26 23:54 | 電装系

マフラーエンドコーン逆噴射事件と450点火時期

2015年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて年1回更新になりつつあるこのブログですが(笑)、今回は昨年11月に起こったマフラーエンドコーン逆噴射事件と450の点火時期の因果関係について書こうと思います。


テーマは「転んでもただじゃ起きねーぞ」です。(笑)


ここ2年ほどFaceBookで地元のバイク好きな人たちとグループを作って年に何回か近場にツーリングに行ったりして楽しんでおります。

メンバーの中にはお仕事の関係で月曜日が都合のいい方もいらっしゃっるので、今回は11月24日(月・祝)にみんなで集まって「雑穀レストラン Kinta」さんに昼飯を食いに行こうという話になりました。

レンタルバイクを借りる友達もいたので、バイク屋さんで集合させてもらって、そこから一路、寺泊のKintaさんまで向かいました。



そしたらうちのバイク、途中からボキャバスブスンと調子が悪くなり、しまいにゃ生ガスがマフラーの中で燃えてパンパン言い出す始末。

プラグ替えたり、キャブのフロート室開けてジェット掃除もしたんだけど、一向に改善されず益々おかしくなりました。気が付けば排気音がでかくなり、あれっと思ってマフラーを見たらエンドコーンが吹っ飛んでいて、留めてるバンドリングがカラカラ言ってる状態です。(涙)

もちろん途中で止めて、エンドコーンを探しに徒歩で戻りましたよ。

少し歩いて行ったら、道路の真ん中をコロコロ転がっているではありませんか!?

「お願い車のみなさん轢かないで!」と心で強く念じながら無事回収に成功!さっそくバイクに戻って取り付けました。


マフラーの逆噴射はリカバリーしたとはいえ、根本原因は解決してません。

プラグは新品、キャブのジェット類はつまり無し、となれば残すところポイント廻りか?ということでタイミングカバーの4ミリのネジを2本はずし、開けてみることに。

あらら、またポイントギャップが詰まってる!

ついこの間調整したばっかりなのにおかしいなあ~~と思いながらポイントを留めている4ミリのネジを廻してみると、、、、、、

げっ、ポイントプレートのネジ穴だめになってるじゃん!

ネジ穴側のネジ山がバカになって、細いコイル状の金属がピロロ~ンと。(涙)

ガ~~~ン、レッカー車呼ぶか?

と一瞬よぎりましたが、そこはほれドカシングルに乗って29年と4ヶ月、そんな程度でめげたりしません。ましてや自分で組んだエンジン、意地でも直す(笑)


よくよく見てみるとポイントを留めている4ミリのネジは長さが短く実際は半分くらいしかネジ穴にかかっていません。さすがに4ミリのタップなんて持ってきてないのでどうしよう~と思ったら、タイミングカバーを留めているネジが同じ4ミリで長いじゃん、これなら2.5ミリの厚さしかないポイントプレートを貫通できるはず。交換したらバッチリ!

タイミングカバーの方は短い方のネジで留めて事なきを得ました。

もちろんシックネスゲージなんて持ってきてないので、ポイントギャップは適当。

途中またネジが緩んでポイントギャップがつまるといけないのでちょっと広めにしておきます。


実はこれがケガの光明になるんですが、、、。


ポイントギャップだけを広げるということは単純にイグニッションタイミングが早くなりますが(ドウェルアングルはちょっと無視して)そうすると450の場合はキックによるエンジン始動時にケッチンがひどくなっちゃうんです。(ケッチンとはキックバックのこと。ビックボアエンジンの場合、運が悪いと逆回転を起こしてキックレバーが跳ね返って足を骨折することも。ドイツにある250&350用CDIキットを作っている会社のWebには「絶対に450に使うな!暴力的なキックバックが起こる」と書いてあります。笑)

ドカシングルはご存知のように左側にキックがあるのでコツが必要です。

私はサッカーで鍛えてますので左足キックも得意です。(笑)メインスタンドを立て左足でキックを踏み降ろします。

おおお、すごいケッチン!

それにも負けずにキックを踏み降ろすと一発でかかりました。

へっへっへ、バッチリじゃん!(笑)


さっそくみんなが待っているKintaさんへ急ぎます。

昼飯を食いながらさんざん冷やかされましたが、かわいそうな私を見捨てないで待っていてくれたみなさんには感謝してます。(笑)


ポイントギャップを広げ気味にしておいたのは実は別の理由がありました。

それは「450は点火時期を早めた方がエンジンの吹けが良くなる」という情報を得ていたのです。

ドカのシングルは250、350、450とありますが(ワイドケースモデルの場合)250と350は点火時期が停止状態でBTDC5~8度、進角時33~36度、450の場合、停止状態でTDC0度、進角時28度と違っているんです。

でも使っているガバナーやポイント、コイルなどは同じものでタイミングだけが違っています。


で、どうなったかというと、確かに吹けは良くなり、音も太くなってパワー感が増しました。一番驚いたのは、ゲロ吐きそうなほどひどかった4000回転から上の振動も収まるという嬉しいオマケが付いたことです。

OH!長年の悩みが解決!これが本来の姿なんだ!?

帰り道はブイブイ言わせながら走りました。(笑)


2013年5月の八ヶ岳でのハイランドギャザリングの時もポイントギャップが詰まってストップ、その後2014年9月の昭和の乗り物大集合IN阿賀野に出展したときもデモでエンジンかけたらアイドリングが続かなかったのですが、今回その理由が判明したのです。

ファクトリーマニュアルによれば、ポイントギャップの調整は2000kmごとでいいよ、となってます。私のドカの場合、組み立ててからハイギャザでトラブルまでが916Km、その後昭和の乗り物でトラブルまでが558Km、で今回のツーリングでトラブルまで384kmと短い距離だったのでポイントギャップはノーマークだったんです。いくらなんでもその距離でポイントのヒールが減ることは無いでしょ。グリースもちゃんとくれてるし、、、、。と思ってたわけです。

実は10月にタンデムで80Kmほど走ってきたのですが、このときはポイントギャップを調整したあとだったので問題は起きませんでした。でももうちょっと走ってたらわからなかったかもですね。あぶね。あぶね。(笑)


さて、今回の件を改めて考察してみると次に何をすればいいかがわかります。

1.450の点火時期が遅めの設定になっているのは始動時のケッチン対策のためか?

2.マニュアル指定値より早めの点火時期にした方がエンジンも吹けるようになり、4000回転から上の振動も減る。(450の場合)

3.4000回転から上の領域で振動が出ていたのは点火時期が遅いためピストンが上がってくる状態になってもまだ燃焼が続いていてその動きを妨げていたのかも。(仮説)

4.使われているバッテリー点火用ガバナーは進角28度あるが、これより広いものがあると良い。

ちなみにSRX600とかは停止時BTDC12度、進角時35.5度とやはりドカシングル450より早い設定です。

ドカシングル用ガバナーには2種類あって、あと1種類はフラマグ点火用(AC電源)のもので、これは進角18度なんで、これを使うと逆に遅くなります。(固定進角用もありますが、今回は除外)


で、早いものは無いのかと調べてみましたら、ありました。いいものが。


ハーレースプリント(アエルマッキ)用のものが進角36度です。

サイズ的にも同じだし、タイミングシャフトの入る穴も同径だと喜んでいたらガックリ落とし穴がありました。カム部分の山の位置が約90度ずれてます。がびーん。(涙)

でもこれはタイミングギアの位置をずらして解決できるかもしれません。

あったかくなったら試してみます。


というわけでツーリング中のビッグトラブルにもめげずケガの光明でバッチリ解決したお話でした。

長々お付き合いくださりありがとうございました。

2015年もどうぞよろしくお願いいたします。


追伸:クラッチを軽くする調整方法を編み出したというか発見しました。

これは次回書きたいと思います。

どうぞご期待ください。
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# by ducati450 | 2015-01-10 03:54 | 電装系

2014年あけましておめでとうございます

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新年のご挨拶がおそくなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

去年は急性盲腸で緊急入院したり大騒ぎの1年でしたが、おかげさまで体調も戻ってまいりました。今年は1台でも多くのDUCATIシングルが調子よく走れるようにまた少しでもお役に立てるように精一杯やっていきます。




さて、2014年最初の話題ですが、元旦早々、初荷が届きました。

お願いしてあったウェットブラストがであがってきたんです!!!

写真ではわかりにくいのですが、新品よりきれいじゃないかって思うほどピカピカになってるんです。新年早々、鼻の穴おっぴろげて超興奮しています。(わらい)



今回も島根のナロードさん(株式会社YMEさん)にお願いしたのですが、とても丁寧な仕事をしていただき感謝しております。

また年末ギリギリまで対応していただいてホントありがた過ぎます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。





あれっ?ドカじゃないヘッドもあるじゃないか!とお気づきの方もいらっしゃると思いますが、はい、大正解です。

これが何なのかについてはもう少々お待ちくださいね。(わらい)




新潟ですと、この時期はまったくバイクに乗れないのですが、今年は少雪なんでしょうか、1/2にしっかり乗ってまいりました。

でも寒かったのでほんの30分くらいです。

バイパスの温度計は4度でした。(涙)
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実は10年ちょっとぶりにスケート場が復活するという噂があり、ちょいと見に行ってきました。

ホントに作ったんですね!

スケート好きとしてはオープンが待ち遠しいです。

新潟アイスアリーナは2/1に無事オープンしました。




今年もDUCATIシングルでガンガン楽しみましょう!!!

どうぞよろしくお願いいたします。


ご覧いただきありがとうございます。



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# by ducati450 | 2014-02-08 12:09 | エンジン組み立て

え~~~~、ロッカーピンプーラーが壊れた!?(原因解明つき)

ちょっと古い話になるのですが、お預かりしていた450Mk3desmoのヘッドをバラしていた時の事です。

いつものように専用特殊工具のロッカーピンプーラーを使ってロッカーアーム周りを分解していきました。

そしたらどうしてもIn側オープンのロッカーピンだけが1本抜けなかったんです。

他の3本は気持ちいいくらいスゥッと抜けたのですが、この1本だけがどうしてもダメ。

思いっきり力を入れたらロッカーに嵌め込むネジ部分が折れました。(涙)

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そんな~、専用の特殊工具がぶっ壊れるなんてありえねえ~だろう、と天に向かって叫びましたが、時すでに遅し。

折れたネジをダイヤモンドリューターで削り取って新しいネジをプーラーに取り付けて再チャレしましたが、今度はネジ山が負けてズルッといく始末。挙句の果て強力なネオジウム磁石で引っ張りだそうとしましたが、全く効果なし。結局1ヶ月以上かかって何度かのトライでやっとはずれました。(涙)

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このエンジン、丸ごとサンドブラストしてあって、その上マーク3用のカムホルダガスケットが使われていたので、その砂が噛んでいたのかと思っていましたが、それであればロッカーピンの穴に砂が入っていたクローズ側が取れなくなるはず。

オープン側には砂は入ってないように見えたんです。

結局時間はかかりましたが、何とかロッカーアームもはずせたので「まあ良いか」としてました。(わらい)





さて、それから時は流れていよいよ組立ての時を迎えました。

バルブのフェースとステムエンドを研磨してもらい、シートカットとすり合わせも完了。

あとはシム調整をしながら組んでいくだけです。




クロージングロッカーの取り付けも終わり、さてオープン側ロッカーのロッカーピンを差し込もうとしたところ、やはりIn側のピンがきつくて入りません。

「ん?」ここで無理をするとバラシの二の舞いになるといけないので再度抜いて確認します。

ピンには何か引っかかっていたような跡があります。

ロッカーピンの入る穴をのぞいても変な感じはありません。

「おかしいな~?」と思いながら、下を見ると、見たことの無い薄い鉄板の破片が、、、、。

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「なんじゃ、こりゃぁ~~?」

原因がわかりました。

この破片が犯人だったんです。



この1センチも無い小さくて丸まった破片は割れたシムのカケラだったんです。(左側の破片、厚さ0.2mm)

そういえば割れたシムが使われていたなあ、と思って記録用の写真を見たらありました。

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1枚だけ抜け出てきたのでオカシイと思っていたのですが、まさか破片がロッカーピンの穴に挟まっているとは!?

前に組んだ人が荒っぽい作業をしたんでしょうね。

これではバイクがかわいそ過ぎます。


喉の奥に刺さった骨が取れたので、今度こそサクサク組み立てます。

もう、これで大丈夫でしょう。

良かった。良かった。





追伸:新しいプロジェクトに取り組み始めました。

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毎日ブロックタイヤに萌えてます。(わらい)


お読みいただきありがとうございます。
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# by ducati450 | 2013-10-18 13:49 | エンジン組み立て

地味だけどけっこう楽しい計測作業(わらい)

すみません、書くネタが無かったわけではないんです。

あまりにも地味な作業をしていたので載せてませんでした。(わらい)

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ダイヤルボアゲージやマイクロメーターを使った計測作業です。



バルブガイドのガタやピストンリングの合口クリアランスとかは手の感触やシックネスゲージを突っ込んで判断していたのですが、昔のバイクですから磨耗しているのは当たり前、実際どこまで使えるのかわからんと頭を抱える日々でした。(涙)



オーバーサイズピストンを頼むにしても、1オーバーでいいのか、それとも2オーバーにしなければならないのか、バルブガイドはまだ使えるのか、交換が必要なのか等、エンジン1基だけならボーリング屋さんにお任せでも良かったのでしょうけど、複数台を比較しながら進めていたのでなかなかそうはいきません。コストもかかるし、、、。(涙その2)

それと今のうちにデータをきっちり取っておきたい、というのもあったんです。

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判断材料となる数値データに関しては、「ワークショップマニュアル」に出てましたのでこれが参考になります。

ちなみにヘインズのマニュアルは写真や図が多く、バラシ方、組み立て方がすごくわかりやすいですが、「ワークショップマニュアル」の方はどちらかというと文字や数字での説明が多く、読んでいると頭がガンガンしてきます。(わらい)
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どちらのマニュアルも英文ですが、何とかなるもんですね。



仕事柄(本業はWebサイトのアクセス解析のコンサル)データ取りはお得意なのでけっこうハマリました。(わらい)

実際、計ってみるとピストンの終わってるのがわかったり(シリンダーとのクリアランスが限界値越え)ロッカーアームのシャフト部分が偏磨耗していたり(力のかかり具合を考えれば当たり前か)数値でわかると減り具合がリアルにわかってとても面白いんです。


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そういえば昔、東京時代に住んでいたマンションの下にレーシングカート屋さんがあって、そこの店長さんに「ドカのエンジン組んでちゃんと動いた時はすっごく嬉しかった」と話したら、「エンジン組むのは数値だよ」と教えてもらったのですが、その時は意味がわかりませんでした。あれから25年以上経って「こういう事だったのね~」とやっと理解できました。何事も勉強です。(わらい)



今までは「ワークショップマニュアル」に書いてある基準値や限界値もなんだか意味のわからない面倒臭い数字でしかなかったのですが、自分で計測するようになって、これが貴重なデータなんだということがわかってきます。

以前は読む気すらしなかったのね!(わらい)



そんなわけで地味な作業ばっかりやってますが、元気ですのでご心配なく。

その証拠に3月末、急性盲腸で緊急手術をしましたが、3日で出されました。(わらい)



次回からは「人に言えない恥ずかしい失敗シリーズ」が始まるかもしれません。

どうぞ、ご期待ください。(わらい)
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# by ducati450 | 2013-07-31 10:16 | エンジン組み立て